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介護現場の悩み解決

介護のストレスを軽くする方法

2020年12月20日

題名
・家族の介護で最近イライラしてしまう。

・自分の人生が親や配偶者の介護で終わってしまう不安にかられる。

 

そんな悩みを解決します。

 

介護をしている方は、大なり小なりのストレスがあると思います。

そこで、ストレスを溜めずに介護ができる具体的な方法をお伝えします。

 

記事の内容

・介護にストレスが生まれる原因
・介護のストレスを軽くする方法

 

この記事を書いている私は

現役8年目のデイサービス生活相談員。

社会福祉士・ケアマネージャー・介護福祉士の資格所持

 

記事を活用すると、介護をしている方のストレス解消法が見つかります。

では、さっそく見ていきましょう!

 

 

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介護にストレスが発生する原因とは

メガホンで話す男性

基本的に、介護は時間の経過と共に負担が多くなっていきます。

理由は、加齢に伴い身体面や脳機能面の機能が落ちていくからです。

その結果、介護者は次第に介護に関わる時間と手間が増えていきます。

 

さらに、介護者は自分の時間が次第に減り、ストレスが増加していきます。

そのストレスを解消できない場合、介護者の体調やメンタルを壊すことがあります。それが、”介護うつ”や”介護離職”という社会問題にも直結します。

 

そのため、介護によるストレス解消法を必要最低限は知っておくことをおススメします。

 

では、どうしたらストレスを軽くすることができるのでしょうか?実際に具体的方法をみていきましょう!

 

 

介護のストレスを軽くする方法

”自分ひとりでやらなければ”を卒業しましょう

 

私はデイサービスの生活相談員をしていますが、ご家族一人で抱え込むケースをお見受けすることがあります。

・「自分の親だから、自分が面倒をみなければいけない。」

・「旦那のお義母さんを私が見ないわけにはいかない。」

 

ご家族からはこのような気持ちが表情や言動から読みとれることがあります。

 

共通していること

「自分(ひとり)で 〇〇 しなければならない」

 

とても強い『使命感』や『責任感』を感じます。

実際にあった出来事として、お母さんを介護している娘さんが泣き出されたことがあります。

熱心に介護された結果、次第に介護負担が増し、先の見通しの着かない介護で娘さんの心が疲弊したのです。

強いストレスを長い間抱えて、心のコップの水が溢れだしたのだと思われます。

 

つまり、介護者ひとりで抱え込むことは、いずれ無理が出始めます。

介護者自身の心と体が弱り介護の継続が困難となり、お互いに良くない結果を招く事態につながりかねません。

 

 

“ひとりでやらなければならない” という考え方を変えることがストレス解消のスタートです。

意識の変化ができたら、次のステップは行動の変化です。

 

 

自分のストレスに気付き、早めに人に話してみる

 

前例でいうと、介護者である娘さんは自身のストレスが飽和状態であることに気付くことができなかったのです。

自分の気持ちが言える環境になった時に初めて吐き出すことができたのです。

 

ストレスが軽い時に気分転換や発散ができれば、もう少し気を楽に介護ができると思います。

しかし、身内の介護のため、介護の苦労や不満を言える相手も少なく、言うこと自体もためらう可能性があるでしょう。

結果的に、苦労や弱音、グチを吐き出すことは介護ストレスの対処法につながります。

また、介護の苦労やグチを言える相手がいない場合、手軽な方法としてSNSの投稿があります。

また市報に ”介護者のつどい” の記載が定期的にあり、介護者として近い境遇の方と情報の共有やアドバイスがもらえるため、時間が合えば参加する価値があります。

 

ポイント

・ため込まず、介護の苦労話を人に話してみる。

・介護のグチをSNSで投稿してみる。

・介護者のつどいに参加してみる。

介護のプロに頼ってよい

 

介護の悩み事は介護のプロに相談することが一番です。悩みを聞いてくれるだけでなく、解決策を提供してくれます。

 

それが介護支援専門員、つまりケアマネージャーです。介護認定を受けているならば、居宅支援事業所と契約することが多いでしょう。居宅支援事業所にいるのがケアマネージャーです。

 

ケアマネージャーに介護の状況を詳しく話し、介護の悩みや相談をしましょう。状況に応じて、介護保険のサービスを選ぶ助言をしてくれます。

 

また介護保険を利用していない場合、地域包括支援センターで相談することも有効な方法です。

 

それらによりストレスの軽減が図れる可能性は上昇するでしょう。在宅における介護がそれでも厳しいならば、施設入所を検討することも必要です。

 

介護する側される側が一緒にいて苦しい思いをするなら、デメリットしかありません。別に住むという意味で、施設入所の方がお互いに良い場合もあります。

 

そういう意味では、入所施設を調べておくことはストレスケアにつながると思います。

ポイント

・介護保険利用中ならケアマネージャーに相談してみる。

・介護保険利用なしなら包括支援センターに相談してみる。

・入所施設を下調べしておくとよい。

 

最後に

やる気のある女性

 

介護はゴールはが必ずあるけれど、そのゴールが見えません。そして介護にはストレスはつきものです。

“どう付き合って、どこで力を入れ、どこで力を抜くのか” の見極めが重要です。“いい加減” はよくありませんが、”良い加減” で介護をしましょう。

また、一人でできることは限られています。それに親でも配偶者でも他人は他人。こちらが思う通りに動いてくれません。

 

この記事を読むということは、介護にストレスを感じているのではないでしょうか?あなたに気付いてほしいことは、あなたは十分よく介護をやっています。まず、そのことを自分自身に認めてあげてください。自分を褒めてください。介護は誰でも出来ることでは決してありませんから。

 

あなたは自分の時間と手間を使って、相手の暮らしを支えているのです。とても高尚なことをしているのですよ。

 

だからこそ無理な場合は、

ポイント

・一人で完璧にやり遂げようとせず、周りに協力を仰ぎましょう。
・グチや相談できる人を見つけましょう。
・プロに相談しましょう。

 

介護生活を通して、介護する側される側がストレスを回避・軽減できる方法を身につけて、介護経験が人生のプラスな出来事となるよう願っています。

 

読んでいただいてありがとうございました。

 

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  • この記事を書いた人
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介護士ダディ

デイサービスの介護士 兼 生活相談員です。介護歴10年以上の40代男性。現場の「困った」を減らしたい!また、介護の仕事を検討中の方に向けて、介護現場の「素敵さと大変さ」の両方をリアル発信しています。

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