入職1か月間の立ちまわり方を教えてほしいです。
そんな疑問にこたえます。
✅本記事の内容
・ご利用者の顔と名前を一致させる
・なぐり書きのメモは、空き時間に整理する
・自己判断でものごとを進めてしまわない
・わからないことは自分から尋ねる
・合間を見て、雑談を仕掛けよう
・気をつけるご利用者を前もって確認する
・自分ができる仕事を見つけ、率先して動く
介護の仕事に勇気を出して飛び込むあなたへ。
介護士歴10年以上の僕が、新人時代の経験をもとに、入職始め一ヶ月の立ち回りのコツを解説します。
本記事の一読で、「スタッフとの仕事のやりやすさ」や「ご利用者との話しやすさ」が格段に違ってきます。
結論は以下のとおり⇩
結論
・現時点でできることに全力で取り組む
・知らないことは先輩にきく
・できないことは先輩に任せる
・影の努力も少しは必要
\ 介護の現場での失敗・成功の経験、気付きを書いています。/
この記事を読み終わると、入職前や入職初期の不安が和らぎますよ。
\ 介護の仕事をしながら、0円で介護資格を取りたい方はかいご畑がおススメ!/
初めての介護職で、早く慣れるための入職1ヶ月の立ち回り術
「立ちまわり術」と言っても、難しいことは一切ありません。
以下の内容を実行すれば、一ヶ月後の仕事の進め方が断然スムーズになります。
つまり、周りのスタッフも助かるし、なにより自分の気持ちが楽になりますよ♪
では早速、介護施設における入職1ヶ月間の立ちまわり方を解説していきますね。
ご利用者の顔と名前を一致させる
「ご利用者の顔と名前を一致させること」が、入職初期の最重要ミッションと言っても過言ではありません。
なぜなら、申し送りや記録、食事や服薬管理など、全ての業務の根幹に繋がるからです。
<介護現場の一例⇩>
< 申し送り >
スタッフ
「〇〇さんは夜間にトイレに頻回に行かれたので、日中に眠気がさすかもしれません。」
睡眠不足によるふらつきや転倒・日夜逆転・体調不良などが予測できる
< 服薬管理 >
〇〇さんの名前が書かれた薬を本人に手渡す。
他利用者への誤薬は、体調不良のリスクがあるので注意!
< 食事 >
〇〇さんの食札が乗っているおぼんを本人に渡す。
別の方の食事を出すと、誤嚥やアレルギーによる体調不良のリスクがあるので注意!
現場では、ご利用者の名前がスタッフ同士の会話や道具や薬、書類に多く飛び交っています。
つまり、ご利用者の顔と名前が一致させることが、仕事を具体的に進める第一歩と言えます。
ご利用者の顔と名前をが一致することで、誤って別の方に薬を出したり(誤薬)、入浴時の着替えで別の方の衣類混入などのリスク回避につながりますよ。
そのため、一日でも早くご利用者の顔と名前を一致させるに越したことはありません。
僕の実践したおススメの方法は、ご利用者に話しかけるたびに名前を言うことです。
上記のように、要件の前に相手の名前を言うだけでOK!
お相手も自分の名前を呼ばれてイヤな気はしませんよね。
ご利用者の顔と名前が一致することで、入浴介助や排泄介助などの具体的な仕事も早く覚えることにつながりますよ♪
なぐり書きのメモは、空き時間に整理する
先輩スタッフからの指導で書いたメモは、空き時間に清書するか、不足する内容をメモに書き足しましょう。
再び同じ場面に直面した際になぐり書きのメモを見返しても、よく意味がわからなかったり、実施すべき作業の不足を招く可能性があるからです。
また、メモを整理することで、先輩スタッフが言った内容の理解が深まり、腑に落とすことができます。
そのため、先輩スタッフから教わって記録したメモは、清書メモをあらためて作るか、なぐり書きメモに追記することをオススメします。
自己判断でものごとを進めてしまわない
先輩からの教育やアドバイスがあるにしても、新人にとって疑問は増えるばかり。
介助や作業に確証がない場合は、先輩スタッフに確認をとったうえで、介助や作業を進めることが重要です。
理由としては、間違った対応をすると、転倒や誤薬などの介護事故や行政監査時の記載不備につながって、自分だけでなく周りにも悪影響が出る可能性があるから。
そんな場合でも、確認したほうが妥当です!
確認せずに実行してトラブルが起きた際に「なんで確認してくれなかったの?」と責められて非を被るのは自分です。
忙しい先輩に質問しても指導がなく、結果としてトラブルが起きたとします。責任の所在は少なくとも自分ひとりではないはずです。
なので、ご利用者にお待ちいただくとしても、先輩スタッフに一度確認したうえで、作業や介助を実行することが重要です。
結果として、ご利用者や事業所、なにより自分自身にとってもプラスと言えます。
わからないことは自分から尋ねる
仕事のやり方は、基本的に先輩スタッフから教えてもらえます。
ただ、話の中で感じた違和感は、うやむやにせず確認しましょう。
なぜなら、慣れているスタッフは当たり前のことも、新人がモヤッと感じることは多々あるからです。
僕が新人の頃、感じた違和感はコチラ⇩
・認知症がある方のトイレ願望で、話をすり替えるのはなぜ?
・就業時間の開始時刻について、現場入りは何分前が妥当なの?
それらをひとつずつ解決していくことで、知識の向上や職場環境の整備につながります。
「受動的な新人」と思われたくないので、何かしら違和感を覚えたら、スタッフに確認して解決する習慣をつけたいですね。
合間を見て、雑談を仕掛けよう
仕事がひと区切りしてフロアが落ち着いたら、スタッフに軽い雑談を持ちかけてみましょう。
「適度な雑談は仕事をやりやすくする」という名言があります。
適度な雑談は、張りつめた仕事の合間に良い気分転換にもなります。
また、信頼関係を築けると仕事の頼み事もしやすくなるメリットもありますよ。
雑談のタイミングを誤ると、仕事のやる気がない新人と思われるので気をつけましょう!
気をつけるべきご利用者を前もって確認する
ご利用者の中には、麻痺(マヒ)などの身体的な理由で気をつける方、病気が理由で水分量や運動量に気をつける方などがいます。
でも実は、新人にとって別に気をつけるべきご利用者がいます。それは、怒りっぽい方や何かにつけて新人に厳しい方です。
なぜなら、知識や経験がない新人に対して、罵倒や煽り、否定的な言動をするご利用者が、中にはいるからです。
新人時代の僕の体験談
✅ ある男性利用者に「おいっ」と言われ、要件を聞くと怒号で「おいっ」とだけ発言。スタッフに確認すると、コーヒーを飲むサインだと言われた。
✅ ご利用者から「あなたは大丈夫と思うわよ」と言われた。利用者Aさんが、新人の僕の態度が悪く、動きも悪いと他利用者に言いふらしていた。
気をつけるべきご利用者の対応方法を知っていれば、不要なストレスが減らせます。
そのため、前もってスタッフに聞き取りすることをおススメします。
自分でできることを見つけ、率先して行動する
入職して少しずつ知識と経験が増えてきますよね。
できるようになった仕事は、自分の数少ない大事な武器です。
そのため、他スタッフからお願いされる前に、自分から動きましょう。
なぜなら、「あなたがチームにとって必要な存在」と他スタッフに思ってもらえるチャンスだからです。
介護現場はチームプレイ。さまざまな作業をベストなタイミングで行うことが重要です。
「新人ができる仕事が増えることは、他スタッフが動きやすくなる」というメリットにつながります。
新人がしやすい作業の一例
・お茶出しや入浴後のドリンク出し
・入浴後のドライヤー
・個人情報紙のシュレッダー etc
「自分ができる仕事が増えていくこと」は、自分と他職員の両方にメリットがあります。
些細な仕事でも、間接的に誰かの役に立っています。それを誰かがきっと見てくれています。
自分ができる仕事をコツコツと実行していきましょう!
まとめ
今回は、「入職して一ヶ月の間、どのような心得を持って動けばいいか」という点でお話しました。
介護職にとって、入浴介助や食事介助などの介護技術は非常に重要です。
でも実は、フロア内の立ちまわりも同じくらい重要なんですよね。
「観察・思考・行動」を繰り返していけば、介護技術もフロアの動きも良くなっていくものです。
僕も一人の介護士です。大変な職種ですが貴重な体験もできる素晴らしい仕事です。ともに介護の仕事の醍醐味を味わい尽くしましょう!
\ 介護の仕事をしながら、0円で介護資格を取りたい方はかいご畑がおススメ♪/
また、入職して3か月経っても仕事が覚えられなくて困っていませんか?
覚えられない原因や対処方法のコツを解説します。
仕事を早く覚えて、仕事を楽しみたい方は参考にどうぞ♪
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参考介護の仕事が覚えられない原因とは?現役介護士が対処方法も解説!
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今回の記事は以上になります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。