
・「今日は何の日」ネタで盛り上がるコツを知りたい!
そんな疑問に応えます。
スピーチで「今日は何の日」ネタを使う際、場が盛り上がらなかった経験はありませんか?
「今日は何の日」ネタで、失敗するパターンや盛り上がるテンプレートをお伝えします。
介護職歴10年間の実績より、「今日は何の日」ネタの効果的な使い方をまとめました。
朝の会をしらけさせたくない方は、参考にしてくださいね。
こんな方におすすめ
- 「今日は何の日」ネタの落とし穴を知りたい方
- 「今日は何の日」ネタを使って盛り上げたい方
- 職員の話で一方的に終わらずに、利用者の発言を引き出したい方
記事を書いたのはこんなひと
「今日は何の日」を効果的に使えば、しらけない。朝の会も怖くない!
簡単ですぐ使えるテクニックを詰め込んでいます。明日から早速、使ってくださいね。
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「今日は何の日」とは?

介護施設の朝の会では、職員のスピーチで「今日は何の日」ネタがよく使われます。
「今日は何の日」とは、"365日の年中行事や過去に起きた出来事、語呂合わせによる特定の日付" を指します。
例)1月1日
①元旦(年中行事)
②鉄腕アトムの日(昭和38年の1月1日に放送開始)
③肉汁水餃子の日(釜めし専門店が制定)
365日毎日、「〇〇な日」があります。
すべての「〇〇の日」を言う必要はなく、チョイスしてスピーチに活用してくださいね。
「今日は何の日」の使い方
「今日は何の日」のネタは、場を盛り上げる起爆剤の役割を担います。
また、利用者の脳機能の活性化に役立ちます。
「今日は何の日」の使用方法は、大きく2つに分けられます。
「今日は何の日」の使い方
回想法でトークを展開する
トークの「つかみ」にクイズとして使う
それぞれ解説していきますね。
回想法でトークを展開する

回想法とは、昔の懐かしい写真や音楽、昔使っていたなじみ深い家庭用品などを見たり触れたりしながら、昔の経験や思い出を語り合う一種の心理療法です。
引用:健康長寿ネット
昔の出来事など利用者が反応しやすい話をすることで、昔の記憶を呼び起こします。
結果として、脳機能の活性化を図ることができます。
何よりご利用者自身が知っている内容なので、活き活きと自発的に話されて楽しそうですよ。
トークの「つかみ」にクイズとして使う
主に語呂合わせのクイズで、脳機能の活性化を図れます。
また、場の雰囲気も楽しくできます。
3月3日⇨耳(33)の日
1月5日⇨いちご(15)の日 etc
わかりやすいように例を挙げますね。
「今日は何の日ネタ」には語呂合わせが多いので、トークの ”つかみ” として活用しましょう!
「今日は何の日」の落とし穴
スピーチのネタをネットで探すことが多いと思います。
「今日は何の日」ネタもサイトにアップされています。
ただ、ネタは何でもいいわけではありません
そこで、注意点が2点あります。
当日の日付にこだわってしまう
ネタの説明に時間を取り過ぎて、ご利用者が思考停止になる
以下、解説しますね。
当日の日付にこだわってしまう
当日のお題が利用者に適さない場合、スキップすべきです。
代わりに、利用者に関心を示しそうな別の日のネタを使うとよいでしょう。
理由は、誰でも自分に興味や関心の無い話を延々とされても反応しないから。
例えば、「12月29日」は、以下のとおり
・清水トンネル貫通記念日
・シャンソンの日
・山田耕筰忌
自分が知らない内容だし、まして高齢者の利用者さんに関心が湧くとは思えない内容。
それなら、上記内容を無理にスピーチする必要はないでしょう。
代わりに12月28日のネタも有りです
・にわとりの日
・仕事納め
・身体検査の日
29日より28日のネタの方が、利用者はイメージしやすく、スタッフも話しやすいのではないでしょうか。
当日の今日は何の日ネタが利用者に適さない場合、スキップ有り
代わりに、利用者に関心を持ちそうな翌日や先日のネタを使いましょう。
その方が盛り上がりやすく、自分もラクですよ。
ネタの説明に時間を取り過ぎて、ご利用者が思考停止になる
ネタの説明に時間の大部分を費やしても、あまり意味はありません。
「今日は何の日」ネタの説明は利用者が大まかに理解できれば十分です。
理由は、ネタの説明を利用者に100%伝えることが目的ではないから。
ネタをきっかけに、利用者が昔の事を思い出したり、発言するなどの ”反応” が目的です。
例えば、上記12月28日のネタ「にわとりの日」であれば、
・昔、にわとりを飼育していた
・祝いの席で、父がにわとりを捌く場面を見た etc
利用者が「にわとりの日」のトピックにより、上記内容を思い出したり言い出せば成功。
つまり、利用者が思考停止せず、脳機能が活性化することが重要ですね。
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【デイサービス朝の会】「今日は何の日ネタ」で盛り上げるスピーチ方法

では、具体的に解説しますね。
語呂合わせの場合、「クイズ」にする
step
1問題を出す
step
2ヒントを出す
step
3利用者は解答し、スタッフは正解を発表する
以下、具体例です。
語呂合わせの日⇨クイズ
今日は何の日でしょう?




3(さん)の別の言い方は何?


みみのひ!耳の日!


クイズはゲーム感覚があり、誰でも楽しめます。
トークの「つかみ」として有効です。
クイズが得意な方がいる場合、「わかった方は挙手してください」と言いましょう!
解答がすぐわかると、盛り上がりません
「あるある話」で共感をひく
あるある話で、心の距離がグッと近づきます。
話を自分事にとらえるようになるからです。
以下、具体例です。
あるある話⇨共感をひく
<3月3日(耳の日)の続き>




「わかるわかる!」「そうよね!」と同調を誘う内容が必要。
簡単な質問を投げかけ、発言を誘う
ご利用者が職員のトークに関心が向いてきたら、次はご利用者に主体になってもらいましょう。
ここまでくれば、トークに参加したくてウズウズするご利用者も増えてくるはずです。
そこでスタッフは質問をしてご利用者の発言を誘い、朝の会を盛り上げるチャンスです!
簡単な質問で発言を誘う
<3月3日(耳の日)の続き>
僕の場合は、結納品でなく、結納金でした。
皆さんの頃は結納品は何でしたか?






当時と今では全く違いますね。

ご利用者からの発言は重要です。
それと同等に、言葉を発さない他のご利用者をいかにスピーチに巻き込めるかが最重要ポイントです。
うなずきはできる方、単語の返答はできる方、反応がない方にも積極的にトークを投げかけましょう。
ホワイトボードに話のポイントを書く
高齢者は身体状況が少しずつ低下しており、聴覚以外に視覚から入る情報はとても重要。
話のポイントとなるフレーズをホワイトボードに書き込むことは、ご利用者の理解を促す役割となります。
文章でなくポイントとなるフレーズを書く
ご利用者の理解が深まると反応が良くなります。結果、朝の会の活性化につながります。
更なるメリットもあります。
ホワイトボードにご利用者の視線が向くと、スタッフ側の「見られ続ける」ストレスが減ります。

ホワイトボードを意識して使い始めて、かなり気楽にスピーチができるようになりました。
反応の薄いネタは短め、反応の強いネタは長め
「今日は何の日」は、一日に対しても沢山の「〇〇な日」があります。
ご利用者に合うと思う「〇〇の日」のトークをしても、ご利用者の反応はフタを開けてみないとわかりません。
そのため、以下が重要です。
これらを意識することで、ムダな焦りが減ります。
ご利用者の反応が薄くトークが止まるネタは、早めに別の「〇〇の日」のトークに変えたらよいだけ!
逆にご利用者の反応が強いネタは、トークを深掘りし展開を広げて、時間を長くしましょう。

そう考えると、朝のスピーチの心構えがグッと楽になりますよ。
まとめ|「今日は何の日」で盛り上げて、職員もラクしよう

今回は【デイサービスの朝の会で「今日は何の日ネタ」でスピーチを盛り上げるコツ】を解説しました。
おさらいすると、次のとおりです。
大切な事はスピーチにご利用者の参加を促すこと
なぜなら、職員が余程スピーチが上手でない限り、一方通行のスピーチは場がしらけやすいからです。
だからこそ、トークにご利用者を巻き込んでいくことが成功のカギとなります。
「今日は何の日」ネタを効果的に使って、朝の会をスマートに盛り上げましょう!
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