・現役介護士の当時の志望動機を見てみたい!
そんな疑問にこたえます。
未経験者が介護士になるための難関 ”志望動機” 。”いざ書こうとしても、何をどう書けばよいのか” 僕はとても苦戦しました。
その経験を踏まえて、介護未経験の方がスラスラ書ける志望動機の組み立て方を解説します。
こんな方に役立つ内容
・人の書いた実際の志望動機が見てみたい
・志望動機の組立て方の具体例がみたい
・志望動機を書きたくなるよう、背中を押してほしい
\記事を書いたのはこんなひと/
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☑ 異業種を退職後、無職にて奥さん実家に居候。1年後に介護職へ転職
☑ デイサービス介護職 兼 生活相談員 9年目の40代中堅職員
☑ 介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー 資格保有
☑ 大好きな奥さんと愉快な子どもとの3人暮らし
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実際に面接官にきいた志望動機に不可欠な要素
採用試験の合否の権限を持つ人物は面接官ですよね?
僕の面接を担当した現上司に、採用試験に合格した理由、特に志望動機について尋ねました。
面接官にきいた ”志望動機に必要な要素” は、以下の通りです。
ポイント
・介護の仕事内容の理解
・人に献身的に寄り添う気持ち
・介護職に関心を持ったきっかけ
では、解説していきます。
介護の仕事内容の理解
介護未経験でも問題ないですが、仕事の概要は知っておく必要があります。
「やりたい仕事がないから、とりあえず介護職」という方に、利用者のお世話を任せられないからです。
例えば、「トイレ介助が絶対いや!」という方に介護の仕事は難しいです。それより「トイレ介助に抵抗はあるけど、チャレンジしてみる」という心構えは必要ですね。
やったことがなくても、介護の仕事をチャレンジしてみる気持ちがあれば大丈夫です。
人に献身的に寄り添う気持ち
相手を気に掛けたり、観察して変化に気付けたり、話しかけたくなる気持ちを備えているかが重要です。
理由は、そのような気持ちがあれば、利用者とのコミュニケーションが上手くいくし、同僚とも率直な意見交換ができるから。
例えば、日常の観察から最後の看取りまで、介護士は相手の心身の状況を察知したいという欲求は必要です。
つまり、介護士は仕事の作業と相手に寄り添う気持ちとの両輪が必要と言えます。
介護職に関心を持ったきっかけ
「仲間として同じ方向を向いて働けるかどうかを知りたい」、また「仕事への熱量を測りたい」のです。
なぜなら、未経験でも介護職を目指したきっかけはあるはずだから。
例えば、「祖母が認知症になった」、「ニュースで介護職が今後不足する」など何でもよいのです。
ポイントは、そんな情報をもとに、「自分がどのように感じて、どう行動したいか」を伝えれるかが重要になります。
志望動機の役割
実は、志望動機には2つの役割があります。
ポイント
・書類選考をパスすること
・面接試験の重要な資料
以下、解説しますね。
書類選考をパスすること
法人によりますが、採用試験の選考を、2段階にしている場合があります。
面接試験に進むための関門 ”書類選考”。この審査を突破しないと、面接試験に行きつけません。
さらに、ネットからのコピペしたありがちな内容では、書類選考の突破も危ぶまれます。
つまり、志望動機はある程度の時間と手間をかける価値があります。
面接試験の重要な資料
面接官が始めに質問してくる項目は”志望動機”。
なぜなら、会社で働きたい理由が凝縮されているから。
言い換えると、 ”問われる内容が明白だから質疑応答の対策がしやすい” 。
つまり、志望動機を制する者は採用試験の合格率がグッと上がることは明確でしょう。
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魅力的な志望動機の作り方
<魅力的な志望動機の前提> として以下の2つがあります。
志望動機の前提
・書類選考で、履歴書を見る人に簡潔で伝わりやすい内容であること。
・面接試験の場で、話す内容をど忘れせずに確実に話すこと。
そのうえで、魅力的な志望動機にするための文章構成は以下の流れです。
志望動機の流れ
- 介護職を志したきっかけ
- 現在、取り組んでいること
- 今後の展望
分かりやすいよう、例に当てはめてみます。
(例)志望動機の流れ
- 介護職を志したきっかけ例)祖母が脳梗塞による後遺症を患い、生活の手伝いをするうちに介護職に興味が湧いた。
- 現在、取り組んでいること例)YouTubeで介助方法を観たり、家族相手に介助練習の実践をしている。
- 今後の展望例)現場で介護の実践を積み、利用者の笑顔を引き出し、介護福祉士を取得したい。
上記の内容をまとめると、このような志望動機になります。
今は、YouTubeで介助方法の動画を観たり、家族相手に介助の練習を実践しています。
御法人に採用いただけたなら、現場で実践を積み、利用者の困った顔を笑顔に変えて、いずれ介護福祉士を取得して御社にさらに貢献したい所存でございます。
項目一つひとつの内容が長いと、読む側はストレスを感じます。
また面接でも話がグダグダになって言いたいことが伝わらない可能性が出てきます。
そのため3つのポイントを端的にすることで、採用する側も理解しやすく、また面接時の自分自身も内容を忘れにくいというメリットがあります。
ぜひ活用してみてくださいね。
実際の”僕の志望動機”
以下が実際に使った僕の志望動機です。
現在、私は認知症の義父と暮らしており、生活のサポートをしています。
御社にもしご縁があれば、介護技術の実施はもちろんのこと、認知症の方への対応にも積極的に取り組み、利用者の満足度を上げて笑顔をたくさん引き出したいと思います。
僕の志望動機も上記の3つのパートに分かれています。
分解してみますね。
僕の志望動機の流れ
- 介護職を志したきっかけ私は祖母の看取りを機に、高齢期の生活を本人本位にしたいと思ったことが志望のきっかけです。
- 現在、取り組んでいること現在、私は認知症の義父と暮らしており、生活のサポートをしています。
- 今後の展望御社にもしご縁があれば、介護技術の実施はもちろんのこと、認知症の方への対応にも積極的に取り組み、利用者の満足度を上げて笑顔をたくさん引き出したいと思います。
いかがでしょうか?
専門的な内容は必要ないと思います。それより、”簡潔で読み手に伝わりやすいか” が重要です。
履歴書で詳しく記入する必要はありません。採用側が気になれば、書類選考をパスして面接試験で聞いてくるからです。
履歴書に書く段階で、志望動機の内容を項目別に分けることで、比較的サラサラ書けると思いますよ。
志望動機を明確にして面接に備えよう
採用試験において、書類選考を行わない事業所もありますが、面接試験はほぼ間違いなく実施されます。
そこでやるべきことは、自分の志望動機から聞かれる質問を予想して回答内容を作っておくこと。
面接官は志望動機をもとに質問してくるケースが多いからです。
そのため、問答を想定して対策しておけば、面接がスムーズに進みます。
結果として採用される可能性も上がると思いますよ。
介護職の面接について解説した記事があるので、参考にしてくださいね。
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また最近は、ハローワークや求人誌だけでなく、転職サイトの活用が一般化しています。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。