・50~60代は職場で浮かない?
そんな疑問にこたえます。
「いざ介護職に就いても、若いスタッフばかりだったらどうしよう?」と不安に感じませんか?
安心してください!
”僕の職場の年齢層” や ”厚生労働省のデータ” から「50~60代の職員が占める割合」を紹介します。
【結論】50~60代の介護士は多く在籍しています
それでも職場になじめるか不安があると思います。
50~60代の方が職場に早く溶け込む方法を現役介護士が解説します。
こんな方におすすめ
- 若いスタッフとのコミュニケーションに不安を持つ方
- ”体力的に介護の仕事ができるのか” 不安を持つ方
- 50代・60代向けの介護士求人を知りたい方
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介護の仕事は何歳まで働くことができるのか?
【結論】
介護の仕事に年齢の上限はありません
心身が健康なら、介護の仕事は可能
年齢を問わず働けるのは、介護職の魅力ですね。
60代が3割、50代は1割です
介護職の定年
介護職は何歳でも働けますが、定年退職はあります。
60~65歳を定年の上限としている企業が多いです。
ただし、高年齢者雇用安定法の改正により、就労できる年齢が延びています。
70歳まで就労可能なケースが増加中です
就労年齢の上限は企業によって異なります。
レバウェル介護は、年齢の上限も含め、労働条件の確認もできますよ。
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派遣やアルバイトは年齢制限がない
派遣やアルバイトは、一般的に年齢の制限なく働くことが可能です。
ただ、事業所によって年齢の上限を設定している事業所もあります。
そのため、応募前や面接時に就業可能な年齢の確認をおススメします。
介護の仕事の平均年齢は?
介護の仕事は年齢を問わず始められます。
しかし、現場スタッフの年齢構成が気になりませんか?
そこで、実際の平均年齢のデータを用いて、具体的に紹介しますね。
介護職の平均年齢は、42.0歳
下の表は、介護職の性別や年齢割合を示しています。
20歳未満 20~29歳 30~39歳 40~49歳 50~59歳 60歳以上 性別 男性 0.3% 13.3% 29.2% 27.3% 14.1% 11.9% 女性 0.3% 6.0% 13.7% 24.1% 25.9% 25.5% 職種別 介護職員(施設等) 0.5% 11.3% 20.2% 23.7% 20.4% 17.9% 訪問介護員 0.1% 3.9% 10.1% 20.1% 24.7% 35.3%
介護の仕事に従事する人の平均年齢は、令和元年時点で42.0歳です。
全産業の労働者の平均年齢は43.5歳。
つまり、介護職は他の職種との平均年齢があまり変わらないことがわかります。
(参考)僕の職場の年齢内訳を公開
下の表は、僕の職場における職員の年齢層です。
20歳未満 | 20~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | 50~59歳 | 60歳以上 | ||
性別 | 男性 | 0人 | 0人 | 0人 | 2人 | 0人 | 1人 |
女性 | 0人 | 3人 | 0人 | 0人 | 1人 | 2人 |
50代や60代以上の方が介護の仕事をするメリット・デメリット
介護の仕事は、50代・60代以上で働くことは可能です。
「年金の受給年齢の上昇」や「セカンドキャリアの取得」など世間の動向が影響して、シニア世代の介護職は増えています。
しかしながら、介護職が大変な仕事であることは間違いありません。
また、介護の仕事が「自分に合うかどうか」は検討が必要ですよね。
そこで、介護職のメリット・デメリットを見ていきましょう。
50代や60代以上の方が介護の仕事をするメリット
以下、ミドル世代やシニア世代が介護職をするメリットです。
50代・60代の介護職のメリット
・ご利用者との年齢差が少なく、話が合わせやすい
・利用者が自分の親の年齢に近く、親しみを感じてやりがいを持ちやすい
・介護の知識や技術が身に付き、自分や親のために活かせる
以下、解説していきます。
ご利用者との年齢差が少なく、話が合わせやすい
介護の仕事でぶつかる壁の一つが、ご利用者とのコミュニケーションです。
ご利用者との年齢差が少ない50代・60代スタッフは、共通の話題が20代より多いはず。
つまり話が噛み合いやすく、また社会経験が豊富なこともあり、ご利用者と良い関係性が築きやすいです。
利用者が自分の親の年齢に近く、親しみを感じてやりがいを持ちやすい
50代や60代からすれば、ご利用者は自分の親の世代になるケースが多いでしょう。
「何か役に立ちたい」・「できる範囲で手助けしたい」と親近感がわくかもしれません。
そして、自分の作業がご利用者の役に立てば、やりがいを感じるのではないでしょうか。
介護の知識や技術が身に付き、自分や親のために活かせる
介護職として働くと、介護技術はもちろん、介護保険の制度や使い方を身近に知ることができます。
ココがポイント
例えば、自分の親が介護保険が必要な場面で、手続きをスムーズに行えたり、認知症の可能性に気付いた際に進行を遅らせる対策を講じることができます。
つまり介護職に就くことで、介護技術のスキルや介護保険の知識が身に付きます。
それにより親や親せき、友人の相談などのプライベートにも活かすことも可能です。
50代や60代以上の方が介護の仕事をするデメリット
ミドル世代やシニア世代が介護職をするデメリットもあります。
50代・60代の介護職のデメリット
・不規則な時間帯勤務や身体介助で、身体的にきつい
・事務作業でストレスを受ける場合がある
・若い職員とのコミュニケーションで難しい場合がある
以下、解説しますね。
不規則な時間帯勤務や身体介助で、身体的にきつい
老人ホームなどの入所施設は24時間勤務のため、慣れるまで生活リズムの調整が難しいでしょう。
また、身体介助は腰を痛めることがあるため、注意が必要です。
腰痛持ちの介護スタッフはかなりの割合でいます
介護職を続けるためには腰痛にならないことが非常に重要。
そのため、先輩スタッフの介護技術を見て、会得しましょう。
事務作業でストレスを受ける場合がある
介護職は介護業務の他に、介護記録の作成などの事務作業があります。
そのため、介護・医療特有の記録や、パソコン入力方法を覚える必要があります。
ミドル世代やシニア世代には、目や手を動かすパソコンの作業が大変かもしれません。
場合によりメガネや目薬の準備、またパソコンの入力操作の習得が必要です。
若い職員とのコミュニケーションで難しい場合がある
さまざまな年齢の職員がおり、世代や個人によって考え方は違うので、”相性が合う・合わない”が出てくるでしょう。
特に年齢の離れた若い職員と仕事をする際、腹が立つことがあるかもしれません。
年の功で物事を俯瞰してみることも大事です。
しかし、自分の対応で難しい場合は上司への相談が必要かもしれません。
50代・60代で介護職に就く際の「気をつけること」
”介護業界”という特殊な環境では、注意すべきことがいくつかあります。
入職してすぐにはなかな気付きにくいことも多いです。
だからこそ、気を付けるポイントを知ることで、ご利用者の転倒事故や同僚とのトラブルを未然に防ぐことが可能になります。
50代・60代の介護職が気をつけること
・転倒リスクが高い方や徘徊、暴力の可能性がある方のご利用者情報を把握する
・ご利用者と長く話し込まない
・業務の質問は、「職員が多い時間帯・バタつかない時間帯」におこなう
・職場でメモをとり、自宅でまとめる
・自宅で介護技術を試したり、介護技術の動画をみる
以下、解説しますね。
転倒リスクが高い方や徘徊、暴力の可能性がある方の利用者情報を把握する
介護施設には多くのご利用者がいるため、優先順位をふまえたご利用者情報の把握がポイント。
転倒によるケガ、徘徊による捜索や暴力など、ご利用者やスタッフがケガや過度なストレスを受けないようにしなくてはなりません。
具体的には、注意すべきご利用者情報をスタッフに聞き取りして、対応策を知っておくと良いですね。
結果として、トラブル時に冷静な判断や対応がしやすく、ご利用者もスタッフも負担を最小限にできます。
ご利用者と長く話し込まない
ご利用者とのコミュニケーションは大事です。
会話が長引くと他スタッフに業務負担が寄ってしまいます。
そのため、ご利用者との長めの会話は、職員が揃っている時やフロアが落ち着いている時がおススメです。
また、話を切りたくても切れない場合は、スタッフに手を振ったりウインクなどの声に出さない工夫をするとよいですね。
業務の質問は「職員が多い時間帯・バタつかない時間帯」におこなう
入職当初はわからないことだらけで、職員に質問することが多いですよね。
ただ、可能なかぎりスタッフがフロアに揃う時間帯や忙しくない時が良いでしょう。
理由は、フロアの職員が少ない時や介助が多い忙しい時間帯に、緊急性のない質問はスタッフが困惑する場合があるからです。
ただ、入職したばかりでは ”質問の緊急性のあるなし” の判断がつきにくいはず。
その場合は「今、質問してもいいですか?」の一言を添えることで、他スタッフも判断しやすく気も悪くしないと思います。
職場でメモをとり、自宅でまとめる
職員から学んだことをその場でメモをとったら、走り書きのメモは自宅でまとめましょう!
「書くまでもない」「まとめる必要はない」という思考は要注意!
理由は、何度も尋ねるのは失礼だし、年齢的に記憶力は少しずつ落ちやすいものだから。
また、服薬の把握など命に関わるので、メモは非常に有効です。
なので、走り書きのメモは整理することをおすすめします。
介護技術を試したり、介護技術の動画をみる
介護現場で介護技術を見たら、他スタッフや自分の家族を利用者役にして実践してみるとよいです。
理由は、いきなり介護技術の実践は自身もご利用者も不安ですよね。
試してみて体で覚えた方が安全だし、本番でも自信を持って臨むことが可能。
例えば、ベッドで横になっている状態を座る状態に起こしたり、椅子に座っている状態から立たせたりする技術などです。
また、現場の介護技術がうまく再現できなかったら、いろんなやり方の介護技術の動画を参考にするとよいですね。
50代・60代の介護職は、介護現場に必要かどうか?
僕は、50代・60代の介護職は必要だと思います。
現に僕の職場にも60代の職員がいますが、社会経験が豊富にあり、若い職員の学びにつながっています。
また、幅広い年齢層がそろう職場は、考え方や取り組み方のバリエーションが豊富です。
つまり、ご利用者に様々な角度からアプローチができます。
経験上、幅広い年齢層の職員が揃う職場は、働き方に偏りが少ないし人間関係も良いように感じます。
そのため、幅広い年齢層がそろう職場にするためにも、50代・60代の介護職は必要と思います。
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まとめ
介護の仕事は、働く気持ちと体力があれば、何歳まででも働くことができます。
定年は60~65歳です。
ただ、再雇用や嘱託社員、パート、アルバイトなどの雇用形態では、さらに長く働き続けることが可能。
50代・60代で介護職になるにはメリット・デメリットがあるので、検討したうえでの求人への応募がおススメです。
僕の経験上、幅広い年齢層の職員が揃う職場は、働き方に偏りが少なく人間関係も良いように感じます。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました(^o^)丿