彼女の親と食事をすることになったら、
- 結婚の挨拶ではないけど、どこまでマナーに気をつければいい?
- 食事中にやってはいけないことはある?
- 食事代は自分が払った方がいい?
など、普段の外食とは違う緊張がありますよね。
結論からいうと、結婚の正式な挨拶ではないなら、必要以上に堅く考える必要はありません。
ただし、彼女の親にとっては「娘が付き合っている相手を知る機会」。箸の使い方を完璧にすることよりも、食事中の態度や言葉遣い、周囲への気遣いが大切です。
まず押さえておきたいポイント
- 事前に「結婚の挨拶ではない」と彼女から伝えてもらう
- 落ち着いて話せる店を選ぶ
- 食べるペースを周囲に合わせる
- スマホを触りながら食事をしない
- お酒を飲みすぎない
- 食事代をどうするか彼女と事前に相談しておく
- 最後はきちんとお礼を伝える
この記事では、結婚ではない彼女の親への挨拶で食事をする場合のマナーを、店選びから食事中の振る舞い、会計、食後のお礼まで順番に紹介します。
結婚ではない彼女の親への挨拶は「丁寧すぎずラフすぎず」が基本
まず知っておきたいのは、今回が結婚の許可をもらうための正式な挨拶ではないという点です。
そのため、結婚挨拶のように必要以上にかしこまる必要はありません。
一方で、友達との食事と同じ感覚で参加するのも避けたいところ。
「きちんとしているけれど、堅すぎない」くらいをイメージするとちょうどよいでしょう。
彼女から「結婚の挨拶ではない」と事前に伝えてもらう
意外と大切なのが、食事の目的を彼女の親に伝えておくことです。
「娘の彼氏が挨拶に来る」とだけ聞くと、親によっては「結婚の話をするのかな?」と考える可能性があります。
そのため、彼女から事前に、
「付き合っている人を一度紹介したい」
「結婚の挨拶というわけではないよ」
といった形で伝えてもらうと、お互いに構えすぎずに済みます。
完璧な作法より基本的な礼儀と相手への配慮を大切にする
彼女の親との食事だからといって、高級レストランのテーブルマナーを一から暗記する必要はありません。
むしろ意識したいのは、
- きちんと挨拶する
- 相手の話を聞く
- 料理をきれいに食べる
- 周囲が不快になる行動をしない
- 店員にも丁寧に接する
- 最後にお礼を伝える
といった基本的な部分です。
緊張して多少言葉につまったり、細かな作法を間違えたりしても、それだけで食事が台無しになるわけではありません。
「失敗しないこと」より「相手を不快にさせないこと」を意識しておくと気持ちも楽になります。
彼女の親と食事する店はどこがいい?
自分たちで店を決める場合は、料理の豪華さよりも落ち着いて話せるかどうかを優先しましょう。
落ち着いて会話できる店を選ぶ
彼女の親との食事では、料理を楽しむだけでなく会話も重要になります。
そのため、
- 店内が騒がしすぎない
- 席と席の間にある程度ゆとりがある
- 長時間並ばなくてよい
- ゆっくり会話できる
といった店を選ぶと安心です。
個室が取れるなら便利ですが、必ず個室でなければいけないわけではありません。
高級店や個室にこだわりすぎなくてよい
「彼女の親に会う=高級料亭」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、結婚の正式な挨拶ではないなら、無理に格式の高い店を選ばなくても大丈夫です。
例えば、
- 落ち着いた和食店
- 少しきれいめなレストラン
- ホテルのレストラン
- 家族で利用しやすい飲食店
など、彼女の親が居心地よく過ごせる場所の方が向いています。
予約前に彼女から親の好みや苦手な料理を確認する
店を予約する前に、彼女へ確認しておきたいのが親の食の好みです。
- 好きな料理
- 苦手な料理
- アレルギー
- お酒を飲むか
- 量をたくさん食べるか
このあたりを知っておけば店選びで失敗しにくくなります。
店選びで迷ったら
「自分が行きたい店」よりも彼女の親が落ち着いて過ごせる店を基準にすると選びやすくなります。
食事が始まるまでに気をつけたいマナー
第一印象は、料理を食べ始める前から決まります。
とはいえ、難しいことをする必要はありません。時間・挨拶・席の3つを押さえておきましょう。
待ち合わせには余裕をもって到着する
遅刻はできるだけ避けたいところです。
電車の遅延や駐車場の混雑も考えて、少し余裕をもって店の近くまで行っておくと安心です。
ただし、予約時間よりかなり早く親を急かしてしまう必要はありません。近くで時間を調整し、落ち着いて合流できるようにしておきましょう。
最初に名乗って食事の時間を作ってもらったお礼を伝える
初対面なら、まず自分から名乗ります。
「はじめまして。〇〇と申します。本日はお時間を作っていただき、ありがとうございます」
これくらいで十分です。
最初から長い自己紹介をしようとすると、かえって緊張しやすくなります。まずは笑顔で挨拶し、詳しい話は食事の中ですれば大丈夫です。
席は親や店員の案内に従い、迷ったら入口に近い席に座る
店員から席を案内された場合は、その案内に従えば問題ありません。
自由に座る場合は、彼女の親に奥側の座りやすい席を譲り、自分は入口に近い側に座ると自然です。
ただし「そこは上座だから」と席順にこだわりすぎて、入口で長く譲り合う必要はありません。
相手から「こちらへどうぞ」と勧められたら、素直に「ありがとうございます」と座りましょう。
彼女の親との食事中に守りたいマナー
ここからが一番気になる食事中のマナーです。
すべての作法を完璧に覚えるより、次のポイントを意識しておけば十分対応しやすくなります。
| 意識したいこと | 避けたい行動 |
|---|---|
| 周囲と食べるペースを合わせる | 自分だけ先に食べ終わる |
| 口の中が空いてから話す | 食べながら話す |
| 箸を丁寧に扱う | 刺し箸・寄せ箸など |
| 会話中は相手を見る | スマホを触り続ける |
| 適量のお酒を楽しむ | 酔うほど飲む |
| 店員にも丁寧に接する | 横柄な態度をとる |
食べるペースを周囲に合わせる
緊張すると、会話が減って黙々と食べてしまうことがあります。
気づいたら自分だけ食べ終わっていた、という状態にならないように、周囲のペースを見ながら食べましょう。
反対に、会話に夢中になりすぎて料理がほとんど進まないのも避けたいところです。
食べる → 会話する → また食べるくらいの自然なテンポを意識すれば十分です。
音を立てず口に食べ物を入れたまま話さない
基本的なことですが、意外と見られやすい部分です。
- くちゃくちゃと音を立てて食べない
- 口いっぱいに料理を入れない
- 食べ物が入っている状態で話さない
- 大きすぎる一口にしない
会話を振られたときは焦って答えず、飲み込んでから話せば大丈夫です。
箸・器・大皿料理の取り分けは基本マナーを守る
和食の場合は、箸の扱いにも少し気をつけましょう。
最低限避けたい箸の使い方
- 刺し箸:料理に箸を突き刺す
- 寄せ箸:箸で器を自分の方へ引き寄せる
- 迷い箸:料理の上で箸を動かしながら何を取るか迷う
- 渡し箸:器の上に箸を横向きに置く
大皿料理が出てきたら、自分だけ好きなものを先に取るのではなく、周囲の様子を見ながら取りましょう。
取り分け用の箸やトングが用意されている場合は、それを使います。
苦手な料理やアレルギーは無理をしない
「残したら印象が悪いかも」と無理をする必要はありません。
特にアレルギーがある場合は、事前に彼女へ伝え、店にも確認しておくことが大切です。
単純に苦手な食べ物の場合も、大げさに嫌がったり「これ嫌いなんですよね」と言ったりするより、食べられるものを自然にいただく方がスマートです。
スマホはテーブルに出さない
普段何気なくやってしまいがちなのが、スマホをテーブルに置くことです。
通知が来るたびに画面を見ると、相手からすると「話に集中していないのかな」と感じることがあります。
基本的にはバッグやポケットに入れておきましょう。
仕事などでどうしても電話に出る可能性がある場合は、食事前にひと言伝えておけば安心です。
お酒は飲みすぎず店員にも丁寧に接する
彼女の親からお酒を勧められることもあるでしょう。
飲める人なら一緒に楽しむのは問題ありませんが、緊張をほぐそうとして飲みすぎるのは避けたいところです。
飲めない場合も、無理に合わせる必要はありません。
また、意外と印象に残りやすいのが店員への態度です。
注文時に「お願いします」「ありがとうございます」と自然に言えるだけでも十分です。料理が遅いなどの理由で店員へ横柄な態度をとるのは避けましょう。
会話は自分ばかり話さず相手の話を聞く
沈黙が怖くて、つい自分ばかり話してしまう人もいます。
しかし、食事の席では「うまく話すこと」より「相手の話をきちんと聞くこと」を意識してみてください。
例えば、
- 仕事の話
- 出身地の話
- 趣味の話
- 彼女の子どもの頃の話
- 料理や店の話
などは比較的会話を広げやすいテーマです。
親から質問されたら、必要以上に自分を良く見せようとせず、丁寧に答えれば大丈夫です。
食事中に特に避けたいこと
- スマホばかり見る
- 彼女を乱暴な呼び方で呼ぶ
- 彼女をからかって笑いを取ろうとする
- 自慢話ばかりする
- 店員に偉そうな態度をとる
- お酒を飲みすぎる
- 政治・宗教など意見が分かれやすい話題を自分から深掘りする
食事代は誰が払う?会計で慌てないために事前に決めておく
彼女の親との食事で意外と悩むのが、「食事代は誰が払うのか」という問題です。
誰が払うかに絶対的な正解はない
食事代については、家庭や食事を設定した経緯によって変わります。
例えば、
- 自分たちが親を招待した
- 彼女の親から食事に誘ってもらった
- 親が行きつけの店を予約してくれた
では状況が違います。
そのため、「彼氏なら絶対に全員分払わなければいけない」と考える必要はありません。
自分が支払うつもりなら彼女と先に相談しておく
自分たちから食事に誘ったのであれば、自分が支払うつもりで準備しておくのもひとつの方法です。
ただし、当日いきなり会計の場で「自分が払う」「いや、こちらが払う」と押し問答になるのは避けたいところ。
事前に彼女へ、
「食事代はどうする予定?」
「今回は僕が払った方がいいかな?」
と確認しておけばスムーズです。
親が支払ってくれる場合は無理に押し問答をせず感謝する
彼女の親から「今日は私たちが払うよ」と言われる場合もあります。
その場合、一度「ありがとうございます。僕も出します」と申し出るのは自然ですが、強く辞退されたら何度も押し問答する必要はありません。
「ありがとうございます。ごちそうになります」と受け取り、食事後にもう一度きちんとお礼を伝えましょう。
食事が終わったら「ごちそうさま」とお礼を忘れない
食事が無事に終わったからといって、店を出てすぐ「今日は終わった!」と気を抜くのはまだ少し早いです。
最後のお礼まで丁寧にすると、気持ちよく食事を終えられます。
料理と時間を作ってもらったことへのお礼を伝える
帰るときには難しいことを言う必要はありません。
「今日はありがとうございました。お会いできてうれしかったです」
といったシンプルな言葉で十分です。
楽しかった料理や会話があれば、
「〇〇のお話、とても楽しかったです」
など、一言加えても自然です。
ごちそうになった場合は支払いについても改めてお礼を伝える
彼女の親に食事代を払ってもらった場合は、店を出たあとにも、
「今日はごちそうさまでした。ありがとうございました」
と伝えましょう。
彼女の親と直接連絡先を交換していないなら、帰宅後に無理に連絡する必要はありません。
「今日はありがとうございましたと伝えておいて」と彼女からもう一度お礼を伝えてもらう方法もあります。
まとめ|結婚ではない彼女の親との食事は基本的なマナーを押さえれば大丈夫

結婚ではない段階で彼女の親と食事をする場合、正式な結婚挨拶ほど堅く考える必要はありません。
ただし、彼女の親にとっては大切な娘が付き合っている相手と会う機会です。
難しいテーブルマナーを覚えることよりも、次の基本を押さえておきましょう。
- 結婚の挨拶ではないことを事前に共有しておく
- 親が落ち着いて過ごせる店を選ぶ
- 時間に余裕をもって到着する
- 最初にきちんと挨拶する
- 食事のペースを周囲に合わせる
- 音・箸・スマホ・飲酒に気をつける
- 店員にも丁寧に接する
- 食事代について彼女と事前に相談する
- 最後に「ありがとうございました」と伝える
彼女の親に会うとなれば、緊張するのは自然なことです。
細かなマナーを間違えないように神経質になるより、「今日は時間を作ってもらっている」という気持ちを持って、相手を尊重して過ごすことを意識してみてください。
基本的な食事マナーを押さえておけば、必要以上に構えず、彼女の親との会話や食事を楽しめるでしょう。