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介護士の転職サポート

【実は簡単!】高齢者とのコミュニケーション方法

2020年7月7日

海のデザインに文字を記載
・高齢者と何を話せばいいのか、わからない

・高齢者の興味が沸くネタが知りたい

・高齢者の特徴が知りたい

・高齢者との同居で上手くやっていくコツを知りたい

 

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

 

結婚相手の親との関係作り介護施設に就職・転職する方は突然、このスキルが重要になります。

 

介護現場で高齢者に接している私が、具体例を挙げて紹介していきます。

 

※『高齢者』をいわゆる【社会観念に合わせた抽象的存在】としており、人によって高齢者のイメージは異なるので参考までに

 

 

記事の内容

 

・高齢者の特徴って何?

・高齢者が好きなコトと嫌いなコト

・高齢者が興味のある話題は何?

・高齢者との同居で上手くやっていくコツとは?

 

 

本記事を参考にすると、高齢者とのコミュニケーションのコツが理解できて、行動すれば早い段階で身に付きます。

 

記事の信頼性

高齢者デイサービスで8年目の現役【生活相談員 兼 介護士】

有資格:社会福祉士 介護福祉士 介護支援専門員

市民向けの認知症サポーター養成講座を定期的に実施し、延べ250名程度養成

 

かいご畑はこれから介護士を始める方に重要な資格  ”介護職員初任者研修"  を働きながら無料で取得することができるのでおススメです。



 

 

コミュニケーションにおける高齢者の特徴

えんぴつとノートのイラスト

 

まずは、そもそもどんな場面で問題を感じるのかを具体的にみていきます

 

下記をご覧ください

 

・話しかけてもキョトンとされ反応がない

・何を話していいのかわからず、無言の時間が過ぎる

・高齢者から昔の話をされ、知らない内容で返答に困る

・何回も同じ話をしてきて、ちょっと厄介に感じる

 

などなど、たくさんの困る場面があります。

 

次に原因を考えます。

 

耳が遠くなる

 

個人差はありますが、年を取ると耳が遠くなる方が多くなってきます。

耳が遠くなると、言葉を正しく聞き取れなかったり、小さな声が聞き取れなかったりします。

 

結果として、以下の問題点がうまれます。

問題として

無視したと思われる可能性

会話のキャッチボールがズレる可能性

聞き取りづらく会話が面倒になる可能性

 

 

高めの音が聞き取りづらくなる

 

耳が遠いことに加え、高い周波音が聞き取りづらくなります。

そのため、女性や機械音の高音域が聞き取りにくくなります。

 

結果として、以下の問題点がうまれます。

問題として

無視したと思われる可能性

会話のキャッチボールがズレる可能性

聞き取りづらく会話が面倒になる可能性

 

 

 

会話を理解する速度が落ちる

 

個人差はありますが、加齢に伴って脳の処理速度は少しずつ落ちていきます。

そのため、話に付いていけず聞き返したり、答えがすぐに出てこないことがあります。

 

会話についていけないことで自己否定し、会話を拒否するケースもあります。

 

会話をおっくうに感じる

 

一概には言えませんが、深い思考が面倒くさく感じる方も少なからずいます。

説明を求められたりすると、順序立てた深い思考が必要となり、思考や発言をあきらめることがあります。

 

行動範囲が限られ、話の内容に鮮度がなくなる

 

一概には言えませんが、身体や精神状態の影響により、出来ないことが少しずつ増えて、行動範囲が狭まってきます。(例:公民館のクラブ活動・ショッピングetc)

そのため、情報源がテレビなどに偏り、鮮度の良い体験談が減ってきます。

 

 

では、どのような方法で高齢者に接したらうまくいくのでしょうか?

具体的な方法をみていきましょう。

 

具体的なコミュニケーション方法

カラフルな傘を持つ女性

以下の内容が効果的です。

 

具体策

1.少し低めの声ではっきり話す

2.ゆっくり話す

3.簡単なジェスチャーを入れる

4.ボディタッチを入れる

 

では、ひとつずつみていきましょう。

 

 

少し低めの声ではっきり話す

 

高齢者には高音域が聞き取りにくい傾向にあります。

そのため、意識して少しトーンを落とした低めの声で、口をより大きく開けた口調で話しかけると、疎通が通りやすいです。

 

ゆっくり話す

高齢者の方は情報の理解度や処理速度が加齢に伴い、やや落ちてくる傾向にあります。

そのため、会話を短く区切るなど、理解しやすいように話を工夫する必要があります。

 

簡単なジェスチャーを入れる

高齢者の理解度をより高める方法として、ジャスチャーが有効です。

ジェスチャーを入れることで、内容にズレがないかのメドが立ちます。

『説明』など段階を踏む時は特に必要です。

 

ボディタッチを入れる

 

コミュニケーションにおいて、状況を見極めたうえで用いるボディタッチは仲を深めるツールとして有効です。

 

高齢者にとっても例外ではありません。

 

状況にもよりますが、あいさつの時、お願いする時、感謝の言葉を言う時など、肩や腕などに軽くトントンするだけで良いのです。

 

それだけで、その後のコミュニケーションが深まりますよ。

 

 

コミュニケーション方法:具体例

花と女性

最後に説明だけでなく、具体例で上記の方法を確認していきましょう。

 

世間話 編

「天気が良いですね」
「………」
「テレビ番組は何が好きですか?」
…テレビあんまり観ないの。
「そうですよね。最近面白い番組ないですよね。」
「私は最近、ウォーキングしてるんですよ。」
「何?ウォーキングって?」
「アッハッハ!散歩のことです。」
「なーんだ。最近はシャレた言い方をするのね!」

 

高齢者が「してない・やってない・知らない」自発的に発言すればです。

【言う・聞く】はどちらも『行動』です。

こちらの話に耳が立っている状態なので、会話が成立し継続できる可能性は上がります。

 

お金の話 編

「最近、物価が上がって大変ですよね?」
「………」
年金は2ヶ月に一なんですか?」
「そうなのよ。10日が待ち遠しいの」
「私の小遣いは月に5千円なんです」
「それじゃ何も変えないでしょう?」

 

高齢者になじみ深い年金の話題を入れることでお金の話と認識していただきます

そして別のお金の話題に移ることができれば◎です。

 

お願い 編

「トイレそろそろ行きますか?」
「まだ行かない。」
「私なんて夜中にトイレに起きるんですよ。」
「そうそう。歳とるとトイレが近くなるのだよ。」
「そうだ!トイレに行ったついでに、窓の外のアジサイ観に行きましょうよ。」

 

高齢者にとって、『トイレ』は失敗経験がある方からしたらマイナスイメージは否めません。

そのため、『トイレ+楽しさ』をセットにすると行動してくれる可能性が上がると思います。

 

 

 

高齢者とのコミュニケーションを有効活用しよう

南国調のデザイン

高齢者の方とのやりとりはコツをつかめば難しいものではありません。

 

現役から退かれている方は役に立ちたい気持ちが強く掃除や茶碗洗いなど、出来ることをお願いされると全力で協力してくれる方も多いです。

 

させているわけではなく、高齢者の残存能力を活かし、お互いにウィンウィンの関係が望ましいと思います。

 

高齢者とのコミュニケーションの一助になれば幸いです。

読んでくださり、ありがとうございました。

 

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介護士ダディ

デイサービスの介護士 兼 生活相談員です。介護歴10年以上の40代男性。現場の「困った」を減らしたい!また、介護の仕事を検討中の方に向けて、介護現場の「素敵さと大変さ」の両方をリアル発信しています。

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