・人間関係でストレスが少ない介護施設を知りたい!
そんな疑問にこたえます。
せっかく働くなら、人間関係の良い職場で気持ちよく働きたいですよね?
僕が働くデイサービスは、人間関係が良好で、働きやすい職場に感じます。
もちろん人間関係の良し悪しは、個々の事業所によるわけで、事業所の形態には無関係です。
しかし、僕がデイサービスに所属して人間関係のストレスが少なく10年働けていることは事実です。転職活動の参考にしてくださいね。
こんな方におすすめ
- 人間関係のストレスが極力少ない職場を探している方
- どんな業務形態の介護施設で働こうか考えている方
\記事を書いたのはこんなひと/
《 当サイト『tomotablog』運営者について 》
☑ 異業種を退職後、1年後に介護職へ転職
☑ デイサービス介護職 兼 生活相談員 10年目の40代中堅職員
☑ 介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー 資格保有
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では、はじめましょう!
介護人材が足りない原因とは
介護人材の不足は世間一般に知られていますが、その要因は大きく2つあります。
メモ
・介護職への成り手が少ないこと
・職場への定着率が高くないこと
これらについて、詳しく解説します。
介護職への成り手が需要に追い付いていないこと
上記の図は、介護人材の需要の伸びに対して不足する人材の数を表しています。
つまり今のペースで進むと「どれくらいの人が足りなくなるか」がわかります。
必要となる介護人材の数は、2020年度には約216万人、2025年度には約245万人となり、今後において年間6万人程度の介護人材確保が必要であると発表されています。
職場への定着率が高くないこと
介護労働安定センターの令和2年度介護労働安定調査によると、離職者を勤続年数の内訳でみた場合、
「勤続3年未満の離職者」が離職者全体の約6割を占めています。
成り手が少ないうえに、一人前になる前に辞められては、介護職の人数が増えないわけです。
では、なぜ早い時期に辞める方が多いのでしょうか?
職場の定着率に関わるポイントが「職場の人間関係」
下記のデータは介護関連で働く方が辞めた理由です。
出典:平成29年度介護労働実態調査((公財)介護労働安定センター)
退職理由で最も多いのは「職場の人間関係に問題があったため」。
退職者の5人に1人が「人間関係」が原因で辞めています。
入職後の「人間関係の良し悪し」が、勤続期間に結びつくポイントになるわけですね。
デイサービスとは
デイサービス(通所介護)とは、在宅生活が継続できるように、食事や入浴などの生活援助サービス・機能訓練・他利用者との交流を通して、心身機能の向上・維持を図るサービスです。
毎週決まった曜日に通うため、用事が少ない高齢者の生活にメリハリが生まれます。
イベントやレクレーションに力を入れる事業所も多く、家では味わえない”楽しさ”があります。
介護保険の中でもデイサービスを利用する方が多く、高い人気があります。
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デイサービスは人間関係のストレスが少ない理由
僕は介護と無関係の仕事を含めて数回の転職をしました。
結果、デイサービスが今までの中で最もストレスが少ない職場に感じています。
理由は、人間関係に恵まれていたことにあります。
具体的には以下のとおり。
人間関係のストレスが少ない理由
・笑う機会が多く、楽しい気分で一日過ごせる。
・大きな声を出す機会が多く、いつのまにか元気になる。
・陽気なスタッフが他の介護事業より多い傾向にある。
・就業時間帯が皆ほぼ同じで、定時で帰りやすい。
・レクやイベントなど企画作成が多く、スタッフ間のコミュニケーションが育まれる。
以下、詳しく解説していきます。
笑う機会が多く、楽しい気分で一日過ごせる。
デイサービスは『自立支援の場』であると共に、『利用者を楽しませる場』でもあります。
脳機能の活性化を図る観点からも、良質な刺激をたくさん与える必要があるからです。
例えば、利用者の前で話す時、なにかしら笑いを誘う話をすることがあります。(失笑もあり…)。近くにいるスタッフも合いの手を入れたり、笑ってくれます。また、入職するスタッフ自身も笑いや楽しいことが好きな性格の方が多い気がします。
笑わせたり笑ったりすることが日常的で、それに伴ってスタッフ間の関係性がますます良くなります。
大きな声を出す機会が多く、いつのまにか元気になる。
利用者は耳が遠い方が多いため、スタッフは自然と大きな声が出せるようになります。
大きな声を出すと、元気が出てきます。理由は不明ですが、それが事実です。
例えば、昨日の疲れが残ったままで這うように仕事に行ったとします。利用者に合うと無意識に声を張って話し出してしまいます。すると、あっという間に元気が出てきます。
アントニオ猪木さんが実演していますね。
『大きな声⇨元気がでる⇨なんでもできる』!
陽気なスタッフが比較的、多い。
僕の経験則ですが、デイサービスの職員は人を喜ばせたり楽しませるなどのサービス精神旺盛な気質の人が集まってくる気がします。
”気の流れ”に同じような気質の人が集まってくるのかもしれませんね。
もちろんクールで表情があまり出ない方もいますが、デイサービスに居続けるということは楽しく陽気な雰囲気が好きなんだと思います。
心の根っこが陰気より陽気の方が、人間関係は上手くいくと思います。
就業時間帯が皆ほぼ同じで、退勤しやすい。
勤務として1日の終了時刻が職員皆同一の場合が多いため、気兼ねなく帰ることができます。
当たり前のようで当たり前ではないのです。
なぜなら、入所施設など24時間稼働の勤務体制の場合は、後の勤務者がスムーズに働けるように残業せざるを得ないこともあります。
もちろん、デイサービスでも残業はありますが、すぐ後に勤務者がいるわけではないため気が楽です。
デイサービスは日曜が定休日の事業所が多く、土曜の夕方になると僕の職場は皆さんは、テンション高めで「おつかれ様でしたー!」と叫びながら足早に事業所をあとにします。
それくらい職員皆が同刻に帰れる環境は、ストレスが少ないと思います。
レクやイベントなど企画作成が多く、スタッフ間の信頼関係が育まれる。
レクレーションやイベントの企画作りが頻繁にあり、複数人で担当をしてコミュニケーションをとることで人間関係が深まります。
理由は、一人では立案・展開・実演が上手く行きづらく、複数人で「あーだこーだ」言い合うことで、ようやく見応えのあるイベントになっていくからです。
物事を成し遂げるために同じ方向を向き話を進めていくため、スタッフ間の関係性も良くなります。
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デイサービスで人間関係が深まった僕の体験談
デイサービスで人間関係が深まった僕の体験談を紹介します。
利用者の送迎時の出来事
利用者Aさん宅にお迎えに行くと出発の用意が全くできておらず、次の迎え予定の利用者Bさん宅に大幅に遅延の見込み。
僕は事業所に連絡を入れると、別のスタッフがBさんのお迎えに行ってくれるとのこと。
結果、僕のあせりは減ったことで車の運転に集中できたし、Bさんからの苦情も回避できました。
レクレーションの手直し
当時、僕はレクレーション担当でした。レクレーションは毎日あるため、新しい内容を考えるのが大変です。
発案したレクレーションゲームが上手くいくかわからなかったので、別スタッフに協力を仰いで利用者役になって実演してもらい、意見をきいて手直し、その繰り返しを行いました。
結果として、当日のレクレーションは盛り上がる結果になりました。
まとめ
デイサービスが人間関係のストレスが少ない職場とまで断言できません。
しかし、笑える話から真剣な話までスタッフ間で話す機会が多いことは事実です。結果として、それが人間関係のストレスを減らすのかもしれません。
またデイサービスは入所系施設に比べ介護度の低い利用者が多いため、介護業務以外にも職員間で情報共有などのコミュニケーションの時間が作りやすいこともあるでしょう。
つまり、人間関係でストレスを減らすには「共通の目的に向けて情報を共有し意見を言い合い、お互いを必要として認め合うこと」とデイサービスに所属して感じました。
介護施設の仕事を探される際の参考になれば幸いです。
なお、転職活動にはハローワークや求人サイトなどがありますが、転職エージェントの活用も有効です。
転職エージェントは法人の給与や福利厚生以外に、職場の人間関係の把握にも力を入れています。ハローワークや求人サイトでわからない情報を収集できる可能性がありますよ。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。