こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・質問がひらめくコツ
・介護施設の見学で、内定に結びつく質問のポイント
・筆者の体験談
《 当サイト『tomotablog』運営者について 》
・ 異業種を退職後、1年後に介護職へ転職
・ デイサービス介護職 兼 生活相談員 9年目の40代中堅職員
・ 介護福祉士・社会福祉士・ケアマネージャー 資格保有
就職・転職活動の中には施設見学があります。
施設見学時の質問により、事業所との相性確認や採用面接の合格率アップなど、メリットがあります。
ただ、案内役の役職者にどんな質問をすべきか悩みませんか?
本記事では、介護業界未経験の方向けに質問のポイントをお伝えします。
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介護施設の見学で質問するメリット
見学時に担当者に質問するメリットは次の2つ。
✅ 入職前の職場イメージと実際の職場環境とのミスマッチを防ぐことができる。
✅ 採用面接時、緊張が軽くなり自信を持って臨むことができる。
では、上記内容を詳しく解説しますね。
入職前の職場のイメージと実際の職場環境とのミスマッチを防ぐことができる。
想像する職場のイメージと実際の職場環境は多少違うものですが、違い過ぎると注意が必要です。
入職後に「こんなはずじゃなかった」とモチベーションが下がったり、短期間での退職もありえます。
また、見学担当者と話す中で、ホームページではわからないことが見えてきます。
例えば、
・お風呂は ”大浴場なのか?個浴なのか?”
・”集団レクレーション” と ”利用者個人が各々過ごす時間” のどちらにウェイトを置いているか?
・レクレーションの備品は、スタッフの自作と既製品の購入のどちらが多いのか?
つまり、見学する施設の良し悪し以外に、自分の直感や価値観と照らし合わせることで、自分と施設との相性が判断できます。
質問による情報収集を行い、事業所側による採用面接より先に、あなたが先に施設との相性を判断することをおススメします。
採用面接時、緊張が軽くなり自信を持って臨むことができる。
その後の採用面接試験では、緊張はつきものです。
ですが、施設見学で質疑応答により多少の疑問が解決していれば、面接時に回答もしやすいはず。
さらに、採用面接が一度訪問した場所で面識ある職員がいれば、安心感も生まれるでしょう。
つまり、重度の緊張せずに、自信を持って採用面接に臨むことができると思います。
介護施設の見学での質問がひらめく方法
初めての場所で初対面の見学担当者とコミュニケーションがとれたら、最高ですよね?
しかし、初めての場所で面識ない相手に対して、緊張して言葉がうまく出ないこともあるはず。
そんな状況の中、もしも質問が自然に次から次へと湧いて出てきたらどうでしょう?
見学担当者はあなたの意欲をビリビリと肌で感じます。あなたも緊張がほどけて気分が楽になります。
結果として、見学する側される側の両方に有意義な時間を過ごせますよね。
そこで施設見学での質問がひらめくためにやることは以下の2つ。
介護施設の見学での質問がひらめく方法
・受け身で見学しないこと
・自分の思うイメージと実際の現場の違いを言葉にすること
では、それぞれ解説しますね。
受け身で見学しないこと
1つ目は、受動的に施設見学をしないことです。
なぜなら、受け身な気持ちでは質問が頭に浮かんできません。
では、どのようにしたら積極的に施設見学できるのでしょう?
それは自分が管理者や施設長のつもりになり、施設を見学するイメージを持つこと。
理由は、施設見学を自分事に捉えることで、脳が勝手に気になる点・質問を探し始めるからです。
主体的に見学することで、緊張感が和らぎ、場を楽しめる余裕が生まれてくると思います。
そしたら、頭をよぎった素朴でリアルな疑問を見学担当者に問えばよいです。
自分の思うイメージと実際の現場の違いを言葉にすること
2つ目は、自分が抱く現場のイメージと実際に見た現場との違いを言葉にしてみます。
自分の想像した現場と実際の現場とのギャップの理由を知ること。それが質問になります。
~ 例1 ~
現場を見た感想「利用者の男女比は明らかに男性が少なく、女性が圧倒的に多いな。なんで?」
⇩
質問「男性が少なく感じますが、全体で男性と女性の比率はどれくらいですか?」
質問「なぜ、男性が少なく女性は多いのでしょうか?」
~ 例2 ~
現場を見た感想「どの人が認知症なのか見当がつかない。」
⇩
質問「認知症の方の割合は全体のどれくらいですか?」
質問「私は認知症の方と接したことがなく不安があるのですが、職員の方はどんな対応をするのでしょうか?」
~ 例3 ~
現場を見た感想「車いすの利用者が浴室に入っていくな。どんな風にお手伝いするのかな?」
⇩
質問「車いすの方は、どのように入浴するのでしょうか?」
質問「職員の方が、利用者さんの頭から足先まで洗うのでしょうか?」
介護未経験の方は、現場を見れば見るほど、疑問が数多く出てくるはずです。
それを一つずつ見学担当者に聞いて解決すれば、積極性を感じてくれると思います。
介護施設の見学で、内定に結びつく質問のポイント
そもそも施設見学する方は少数なので、内定に結びつく質問をしてアピールしましょう。
ポイント
- 相手をうならせる質問は不要。熱意が大事
- 質問に自己アピールを絡めてみる
では、それぞれ解説しますね。
相手をうならせる質問は不要。熱意が大事
プロに対して知識でうならせる必要はありません。
それより「私はここで働く気だから色々知りたい!だから聞いておきたいんです!」という自分と施設側の距離感を近づける気持ちが重要。
それが熱意となり見学担当者に伝わり、一緒に仕事をしたいという気にさせることができます。
質問に自己アピールを絡めてみる
回答がわかりきった質問をすることが、実は有効だったりします。
なぜなら、見学担当者としても見学者の ”人となり” は知りたいものです。
また、求人応募者が自分一人とは限りません。つまり、ライバルがいる可能性があります。
のちの採用面接をふまえ、見学時の質問にあなたの自己開示を含めることで、採用担当者の記憶に残りやすくなります。
見学者と見学担当者の双方にメリットがある方法と言えます。
~例1~
~例2~
~例3~
など、特技の必要はありません。プライベートで介護い関連がある内容がよいでしょう。
見学時に自分の情報を相手に提供することは、のちの面接時の話題作りにもプラスです。
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番外編:質問しなくてもよい時がある
見学していく中で、質問をしない方がよいタイミングがあります。
・介護現場が忙しい時で、見学案内の職員がソワソワ落ち着かない時
・普段にないことが起きた時(利用者の転倒や認知症の方の不穏)
上記の時は、気になったことはメモに残し、場が落ち着いた時に質問した方がよいと思います。
おまけ:私の実体験話
知りたいことは "方法" と "リアルな体験談" と思います。私の体験が参考になれば嬉しいです。
私が見学や面接を受けた複数の介護施設の対応は以下の通り
面接の場所 | 会長室や相談室 |
面接官 | 施設長や管理者 |
施設見学の案内役 | 管理者や事務員や相談課長 |
僕が介護業界に就職活動をした事例。
・1社目:施設長との面談後、事務員に見学案内を受ける。面接と見学がセットのパッケージ。結果は不合格。
・2社目:施設長と面談。後日、職場の一日体験ボランティアを実施。結果は不合格。
・3社目:見学未実施。管理者と面談。面接時、多くの質問を実施。11人応募があり、私1人合格。
私が介護業界内で転職した事例
・ハローワークより事業所へ見学依頼の電話をしてもらう。後日、課長に施設見学および質問を実施。その後あらためて求人応募し面接。結果、合格。
結論として「施設見学で質問した後日、求人に応募する」と最も採用されやすいと感じました。
しかも、施設見学で質問を実施して、事業所が欲しい人材像が理解できたので、履歴書や職務経歴書の作成がスムーズに出来ました。
まとめ:緊張してもいい。質問すると相性がわかり、内定が近づく!
採用面接でも施設見学でも、緊張する方が多いと思います。
初めての場所で初対面の方と話すので、緊張しない方が少数派です。
緊張していいんです。
緊張しても実践すれば、自分の働く可能性のある職場とのマッチング判断ができます。
また、採用面接時に自信を持って臨めます。
結果として、自分に合う職場の内定に近づくのではないかと思います。
しかし正直、自身による見学のアポ取りはドキドキします。
求人アドバイザーやハローワークでは、自分の代わりにアポ取りしてくれて便利です。
しかも個人でアポ取りするより、事業所に対して信頼性があります。
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